評価
『砂の城』(原題: Sand Castle)は、2017年公開のアメリカのミリタリー・戦争アクション・ドラマ映画。監督はフェルナンド・コインブラ、出演はニコラス・ホルト&ローガン・マーシャル=グリーン&ヘンリー・カヴィルなど。
Netflixオリジナル作品。
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登場人物(キャスト)
マット・オークル二等兵(ニコラス・ホルト)・・・本作の主人公。学費を返す為に軍隊に入隊した。
ハーパー軍曹(ローガン・マーシャル=グリーン)・・・
サイバーソン大尉(ヘンリー・カヴィル)・・・
ディラン・チャツキー軍曹(グレン・パウエル)・・・
エンゾ伍長(ニール・ブラウン・Jr)・・・
バートン軍曹(ボウ・ナップ)・・・
マフムード(サミー・シーク)・・・
ヘリング(ゴンザロ・メネンデス)・・・
アンソニー中尉(サム・スプルエル)・・・
カディール(ナヴィド・ネガーバン)・・・
マクレガー上級曹長(トミー・フラナガン)・・・
ストーリー
イラク戦争の最中、とある村の給水所を復旧させることを任務として危険な地域に派遣されることになった主人公。給水所を修理するものの、地元民を雇い修理の協力を催促するものの協力が拒まれる。そんな中、激しい銃撃戦に晒され仲間の人数も次第に減っていく事になる。アメリカ兵としては地元民の協力を得ることで早期の修理完了を目指すものの地元民はタリバンへの報復を遅れて協力できない事情があった。
裏ばなし
wikipediaより
撮影は2015年11月2日に始まり、ヨルダンとアブダビで行われた。
批評家支持率は47%、平均点は10点満点で5.2点となっている。
レビュー
のめり込む内容でした。しかしながら、イラク戦争を題材にした映画で頻繁に描かれる地元民との不仲だったり、民間人と武装勢力の見分けがつかないと言った点はどうしても似通ってしまう所があり、真新しさは少ないですね。ですが、米軍の目線だけではなく、地元民の葛藤も捉えられるシーンを入れることで戦争の根底にある問題を少しは理解できるようになっていて、ドンぱちばかりの映画よりは内容の整ったストーリーでした。
本作は退役軍人であるクリス・ロースナーの経験を基に製作されたので史実に沿った話で、主人公が語っているように学費の支払いのために軍人になっている人や個々の事情からやむなくと言う人が少なからずいる所は考えさせられる部分でもあります。戦争映画を好んで観ていましたが、特にイラク戦争の表面だけでは捉えられない戦争のうちなるものが垣間見えるときは戦争なんてやるもんじゃ無いなとつくづく感じさせますね。
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